技術情報

赤外線反射顔料(遮熱顔料)とは

  赤外線反射顔料とは、通常の顔料に比べて赤外領域での反射が高いもので、これらは物体温の上昇を抑える効果の期待できる顔料です。
  「真夏の晴天下で黒い物体に触れると熱い」とは、生活の中で誰もが感じていることだと思います。 一般的に黒い物体は可視域の光のみでなく、赤外域の光も多く吸収する性質を持っており光による物体温の上昇が顕著に現れます。
  IRR Black(#6301、#6350)は黒色であるにも関わらず、赤外領域で高い反射率を持っているため, これによりコーティングされた物体の温度上昇を緩和します。昨今の温暖化対策等でも特に注目されている顔料です。

分光反射率



サーモグラフィーによる表面温度の観察

  IRRブラックとカーボンブラックを用いPVDFで塗料化し、ガルバニウム鋼板にコーティング後、テストパネルとしました。これに赤外線ランプ(250W)を照射しながらサーモグラフィーにて表面温度を観察した様子が次の画像です。
(照射距離;40cm 室温;22℃)

・赤外線10分照射後のサーモグラフィー画像


・パネル裏面温度の経時変化